「龍の忍者」1982年 香港

アクション

1982年
監督:ユン・ケイ
出演:コナン・リー、真田広之、ウォン・チェンリー 他

あらすじ


腕利きの忍者・玄武は父の仇を討つために恋人と中国に渡る。父の仇。福佐のもとにはカンフー好きのジンという若者がいた。以来、福佐を巡り二人は度々死闘を繰り返すが、決着が着かない。
重い病に冒されていた福佐は毒薬を飲み、介錯を玄武に頼む。その様子を見たジンは、玄武が福佐を殺したと勘違いし・・・

祝・真田さん海外初進出作品。
ところが大変なおバカ映画でした(アクションシーンは除外)

ネタバレビュー

まずOPで茶を吹いたw
忍者たちが朝になると地面からズボっと出てきてトレーニングして夜になるとまた自分で穴掘って地面に潜っていくんですが、最後に竹筒だけ地面からズボッと出てくる絵面が妙に面白かった。
忍者って仕事が無い時はああいう生活してるんですかね。

ストーリー自体はわりとまともだし、強い主人公(コナン・リー)と強い敵(真田さん)がいて、主人公の横には使えないヘタレキャラがいて・・・というベタな登場人物たちでやりとり見てて飽きない。ヘタレキャラには若干イライラはするけども。
なんかエロ本ばっか読んでてしょーもない事しては『あひゃー!』とか言ってる。とにかくバカ。
『何故よりによってそれ?』なSE多用でコメディなのかなんなのかよくわからんかった。

しかしアクションシーンは天下一品!!真田さんの回し蹴りが美しい!動きのキレが凄い!
とんでもないスピードで動いているので見ていて目が回りそう。
コナン・リーより真田さんの動きの方が綺麗だと思う。贔屓目線か?

コナン・リーは重くてダイナミックな感じ。
真田さんは綺麗にパパパっと軽く動いてる感じ。

こんな表現で果たして伝わるだろうか。とにかく凄いんだ。どんだけ鍛えればこんな動きができるようになるのかね。
しかし要所要所でありえないおバカ演出が挟まれていてちょっと萎える。アクション中の白い布トリックとか・・・考える方もおバカだが気付かない方もおバカ。せっかくめちゃくちゃかっこよかったのにあれで台無し。小学生でも騙されんだろ・・・

ラストはお互いの誤解もちゃんと解けてめでたしめでたし。
と思いきや、ここで観ている側も存在を忘れかけていたであろう敵軍が登場。ああ〜そういやいたねこの人たち!

ここから先がある意味神展開。それまで完全に硬派だった真田さんのキャラが突如コメディ路線に変更。『ばいちゃ!』と謎の名言を残す。
鋼の体に刀は効かない!とか言いながら日本刀使ったらあっさり切れたw 中国の刀は効かないけど日本刀なら効くという設定らしい。

極めつけの大ボス戦。このボス、わりと強かったくせに真田さんの嫁の胸を見せるといきなり顔がピカピカー!と光り(大ボスはエロ路線が苦手という設定)、二人がかりで縛り吊るしあげた挙句、手裏剣を顔にグサグサ刺してやっつけるという容赦の無さw
このラスト10分でせっかくまあまあなアクション映画だったのが、ほんとにただのおバカ映画に・・・誰か『これはちょっと』って言う人は現場におらんかったのか?

コナン・リーと真田さんが和解したところで終わっときゃ良かったのになあ・・・でもなんだかんだ、このおバカ展開には腹抱えて笑った。
そして最後の最後のコナン・リーと真田さんのジャンプ力が凄すぎて笑えた。

DVDは真田さんの中国語が吹き替えられてしまっているのが残念です。

ちなみに主題歌はSHOGUNです。松田優作の『探偵物語』の音楽もこの人たちです。沖雅也の『俺天』のテーマもそうだったっけ。

真田VSコナン・リーのアクションだけが見所の映画でした。
そして真田さんの『ばいちゃ!』が聞きたいという人だけどうぞ。アラレちゃん流行ってたの?