「お転婆三人姉妹 踊る太陽」1957年 日本

コメディ
1957年
監督:井上梅次
出演:芦川いづみ、ペギー葉山、浅丘ルリ子、轟夕起子、安部徹、石原裕次郎 他

ペギー葉山、芦川いづみ、浅丘ルリ子の三姉妹が母の再婚相手探しに奮闘するミュージカルコメディ。

浅丘ルリ子の可愛さと二枚目やってる安部徹のインパクト

これ、カラー作品だとばっかり思ってたんですが、白黒なんですね。日活のスターを集めたミュージカル作品で、月丘夢路や新珠三千代が歌い踊る姿も観ることができます。

三姉妹の中でペギー葉山だけDNAが違う感じがしますが、なんせこの三姉妹の母親は轟夕起子様ですからペギー葉山が混じってても何の違和感もありません。ちなみにお父さんは三橋達也ですが、亡くなっているので写真のみの出演。

話は本当にどうでもよくて、ルリ子の学校に赴任してきた安部徹を轟さんの再婚相手にすべく三姉妹で歌って踊ってワイワイするわけですが、安部徹が二枚目ですよ。安部徹が二枚目やってるんです。大事なことなので二回言いました。
赴任してきて最初に紹介されてる時の仏頂面で爆笑。

三姉妹は新しい男が目の前に現れると必ず独身かどうかを尋ねますが、安部徹は戦時中に空襲で妻を亡くして以来ずっと独身なわけです。それで三姉妹に目をつけられる。

…で、話の方は制作側もほんとにどうでもよかったようでいきなりバサッと話を打ち切ってミュージカルショーに持ってっちゃうのが凄い。笑
しかしこのショーのまとまりのなさというか…パパパっと撮りました感が凄くて、せっかく日活スターが揃っているにもかかわらず華やかさに欠けます。ほんとにパパパっと撮っちゃったんだろうなあ。歌も踊りも中途半端でね…って、そりゃ歌と踊りのプロの人たちばっかじゃないんだから仕方がないのかもしれないけど、こうゆうのって歌と踊りが適当だとやっぱり見てても楽しくないんですよね。フランキーがめっちゃ頑張ってた。

裕次郎はやる気がないのか真面目にやってああなってるのかわからないけど、なんかちょっとどんくさそうな雰囲気あって逆に可愛かった。酒屋姿も可愛かったぞ。

そして特筆すべきは、メガネかけた浅丘ルリ子の驚くべき可愛さです。素晴らしい。芦川いづみを食ってしまってます。
芦川いづみは松竹歌劇団の出身ですが、隣にいるメガネルリ子の猛烈な可愛らしさ+特徴あるアニメっぽい歌声にかき消されてしまっていて、更にその隣にいるペギー葉山はプロの歌手で当然上手いので、芦川いづみちょっとね、埋もれてしまってる感があって可哀想だったな…

ルリ子はその後どんどん痩せてしまってメイクもケバケバになっていきますが、この頃の彼女を見ていると本当に勿体ないことになってしまったなと思う。
ナチュラルのままで十分可愛かったのにね。