「眠らない街 新宿鮫」1993年 日本





1993年
監督:滝田洋二郎
出演:真田広之、奥田瑛二、浅野忠信、田中美奈子 他

『鮫』の異名を持ち、警察内部の人間や暴力団から恐れられている新宿署の警部・鮫島。
拳銃密造事件を追っていた彼は、ようやく居場所を突き止めた犯人に捕まってしまい…。

ネタバレビュー

鮫島が強過ぎる。
撃たれるか切られるかしない限りは無敵。アクションシーンがさすがにサマになり過ぎてて笑えてくるレベル。

でも人としての弱さも持ってて、人間臭い。
こうゆうキャラクターが好きだし、真田さんがまたこうゆう役やらせたらほんと上手いよ。
ふとした表情で弱さをチラリズムさせるんだよねえ。良いですねえ。

拳銃の密造職人の木津(奥田瑛二)。
木津を単独で鮫島が追うわけですが(鮫島は警察署では孤立状態)、木津はゲイなので聞き込みやら捜査で入るところもゲイ絡み。
どこもかしこもゲイだらけな映画。チョイ役の大杉漣もまさかのオネエ口調。
サウナに入るシーンがあるんですが、ゲイの巣窟状態で鮫島をジロジロ見つめるゲイ達が怖すぎた。
そりゃあんなかっこよくて良い体した男が入ってきたらジロジロ見つめるわな。気持ちはわかる…

奥田瑛二、私はちょっと苦手なんですけど。
しかしこれの奥田瑛二にはド肝を抜かれた。

中学の頃、あまりのインパクトの凄さに直視できなかった例の有名な拷問シーンですが、今見てもやっぱり無理だった。
この映画ってR指定だっけ?わからんけどこのシーンはR指定にしないとあまりよろしくないんではないですかね。ちょっと刺激が強いですね。

鮫島が『警察をやめないんじゃない。やめられないんだ!』って言った直後の木津の顔がほんと気持ち悪い。その顔でこっち見ないで!!
どうやら奥田瑛二のアドリブだったあのチューも『 何 故 や っ た 』と小一時間問い詰めたいところですが、あのシーンは真田さんも終始色気ムンムンだったので(何故・・・)奥田瑛二がちゅーしたくなったのも勝手に納得。

でもいくらなんでもあれは本気過ぎやしませんか。糸引くとかどんだけ本気なの…
そして真田さんのあの色気は何なの?木津のキモいドSエロっぷりだけでも凄まじいのにプラス真田さんの色気のおかげでとんでもない事になってます。
そんでもってそのちゅーの後の真田さんの顔よ。何故あんな顔をするんだ…

これの直後に田中美奈子とのシーンがあるわけですが、対奥田のおかげか全く色気を感じなかった。
うーん田中美奈子なあ・・・あんまり色っぽくないよなあ。ロックしてるシーンがそこまでサマになってるわけでもないし胸も穴が開くほどおっきくないし、他に誰かいなかったのかね。

まだ今みたいな渋さが出る前の浅野忠信が犯人役で出演。
めちゃくちゃ若いな!!今の方がかっこいいね。
キモい拳銃ヲタ(この映画キモい人ばっか)で松尾貴史も出てますが、ヲタ臭プンプンで良い味出てました。何がしたいんだかさっぱりわからん役だったけど。

木津が作ってる拳銃も面白い。ギター型だったり、ポケベル型だったり。ポケベル懐かしいね。

もっとあの、事件のキーになるテーマ曲が耳に残るくらい良い曲だったら良かったんだけどねえ。
でも真田さんは全編通してかなりかっこよかった!とても「高校教師」と同年とは思えぬ演技の幅の広さ。
観てて中弛みもしないし、刑事物としてとても良い作品だなって思います。

でもタイトルに『眠らない街』は余計だったなあ。原作通り『新宿鮫』だけの方が良かったのになあ。
なんか安っぽい日本映画みたいなタイトルでちょっと残念。

レンタルのDVDには原作の大沢さんと特ダネ笠井さんの対談が入ってました。販売してるものと同じかな?
当時、大沢さんは『鮫島は真田広之で』と聞いて、真田さんじゃちょっと綺麗過ぎるんじゃないかと思ったそうな。
でもいざ公開したら、原作ファンから『真田鮫が好き!』っていう手紙をたくさんもらったと。ほうほう。

んでやっぱり拷問シーンの話になってw 笠井さんは『真田さんの表情にエクスタシーのようなものを感じた』大沢さんは『凄い色気だった』と。
やっぱりみんな同じ事思ってたのね。

世にも恐ろしいこの拷問シーンは某動画サイトにアップされてたりしますので。
わ ざ わ ざ こ の シ ー ン だ け アップされてますので。
気になる方は一人でこっそりどうぞ。